労災解決事例6・70代男性・高次脳機能障害等・労災1級・約3500万円を回収した事例

1 被害者の属性

  70代男性

2 労災事故の態様

  高さ7メートル位の法面で作業中、作業が終了し、安全帯等を外すこととなった後に、転落し、大きな石に頭をぶつけるなどした事案

3 傷害の態様

 右急性硬膜外血腫、右動眼神経麻痺、第1、第三腰椎圧迫骨折

4 相手会社の提示

  事故から数ヶ月後のご依頼だったので相手からの提示はありませんでした。

5 当事務所受任後の解決

  本件は、労災では併合1級という認定がされました。

  ところが、途中経過でリハビリによる身体機能等の向上が認められていたこともあり、会社が加入していた傷害保険の等級事前認定(このような保険については、等級認定をする機関がないため、事実上、自賠責調査事務所・損害保険料率機構が参考に認定をする制度があります)では、併合6級という結果が出ました。

  訴訟にした場合の等級認定リスク、過失、労災との併給調整等の様々な要素を考慮し検討した結果、約3500万円で示談することができました。