解決事例5・20代女性・9級・手指切断・1000万円で和解した事例

1 被害者の属性

20代女性

2 傷害の態様   

被害者は、廃棄物をルーダーという機械により粉砕し、リサイクルするための作業をしていた。 ルーダー(押出し機)の入り口にあるスクリューに手を挟まれた結果、人差し指、中指、薬指の中指を切断するという 重傷を負った。併合9級。

3 相手の損害の提示  

 損害に関する提示はなく、労災で全て終了したと考えていたと思われる。

4 弊事務所受任後の対応  

弊事務所が受任した後、会社に対して安全配慮義務違反を内容とする損害賠償請求をし、示談交渉をしましたが、 会社側は全く応じる気配がなく、労働審判の申立をしました。 労働審判においては、双方の主張が食い違いました。 また、被害者の過失もゼロではないことや、様々な点から、会社の資力に問題がありそうであることがわかり、 最終的には会社が被害者に1000万円を支払う内容の和解が成立しました。